日本の睡眠障害治療の第一人者であり、ねむりの樹顧問ドクターでもある成井浩司医師が、皆様の疑問や質問にお答えします。
成井浩司 略歴
専門
- 呼吸器病学、睡眠医学
- 睡眠時無呼吸症候群を含む睡眠呼吸障害
- 内科学会認定医、 呼吸器病学会専門医、 日本睡眠学会睡眠医療認定医師
職歴
- 昭和57年3月東海大学医学部卒業
- 昭和57年4月虎の門病院内科研修医
- 昭和60年4月東海大学第Ⅱ内科勤務
- 昭和63年4月虎の門病院呼吸器科医員
- 平成5年シドニー大学 Colin Sullivan 教授に留学 (オート CPAPの共同研究)
- 平成15年1月虎の門睡眠呼吸センター開設 (日本初の本格的なセンター)
- 虎の門病院センター長、呼吸器センター内科医長を兼任
- 平成21年4月睡眠呼吸器科 部長
- 令和2年3月虎の門病院を定年退職
- 令和2年4月医療法人順齢會 赤坂おだやかクリニック名誉院長
成井先生出版の本の紹介
いま快眠グッズが大ブームです。それは取りも直さず、睡眠障害が国民病になっていることを表しています。「長い時間横になっているのに、ぐっすり眠れなくてスッキリしない」「時と場所を選ばず、突然とても眠くなる」「最近いびきがひどいと言われる」「病院で診察してもらったら、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と言われた」・・・こうした「睡眠難民」の日本人は、2200万人に及ぶとも言われ、治療を要する睡眠時無呼吸症候群(SAS)の人は900万人と推定されています。SASは高血圧、心筋梗塞、がん、認知症など万病のもとであることがわかってきました。そう、「いびき」を甘く見てはいけないのです。翻って「快眠」は病と老化を遠ざけます。著者は言いいます。「この本を読んで睡眠の大切さを実感し、睡眠障害を治し、健やかな人生を送って欲しい」「良い睡眠」無くして「良い人生」はない!
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過去の質問一覧
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多くの場合、眠っている間に「のど(気道)」がふさがってしまうことが原因です。
特に次のような方は起こりやすいとされています:
・首まわりに脂肪がついている(肥満)
・あごが小さい、扁桃腺が大きいなど、のどの構造が狭い
・お酒を飲んだり睡眠薬を使った夜
・あおむけで寝ているとき
・年齢とともに筋肉がゆるみやすくなる
まれに、脳からの呼吸の指令がうまく出ない「中枢性」のタイプもあります。
いびきが大きい、日中眠くなる、夜に息が止まるなどの症状がある方は、早めにご相談ください。
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睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療は、原因や重症度によって異なりますが、主に以下の方法があります。
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・CPAP療法:空気を送り続けるマスクを使って、気道の閉塞を防ぐ方法です(中等症〜重症に有効)。
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・マウスピース:軽症の方に適応され、就寝時に装着して下あごを前に出し、気道を広げます。
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・減量や生活習慣の改善:肥満が原因の場合、体重を減らすことで改善が期待できます。
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・手術:扁桃腺の肥大や鼻の構造などが原因の場合に検討されます。
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まずは検査と診断を受け、ご自身に合った治療を選ぶことが大切です。
始めてCPAPを使用される場合、提携医療機関(赤坂おだやかクリニック)のご紹介を行っております。
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